「爆買い」に象徴されるように、訪日外国人向けのツアーは、大型バスで観光地やショッピングスポットを回るやり方が主流です。でも、海外では行きたい場所をリムジンで回るFIT(free individual traveler/個人旅行)が一般的。たとえば東南アジアなどでも空港からの移動はバスよりリムジンが多いので、「日本でもいずれそうなるのでは」と考え、2年半ほど前にリムジンサービスを提案し、2年かけて事業を立ち上げました。
具体的には訪日外国人の個人旅行に特化したコンシェルジュ機能つきのリムジンサービスを展開しています。空港でお客さまをお迎えして荷物も一緒にリムジンに乗っていただき、日本ならではの場所の見学や観光を楽しんでもらいながらホテルまで送り届けます。もちろん丸1日の観光や、ホテルから空港までの送迎なども行っています。

ヒト・コミュニケーションズはさまざまな事業を手がけていますが、運送関連業への参入は初めてでした。そのため、運輸局への申請のやり方、登録した車の台数やドライバーの人数の変更、ドライバーの健康診断の必要回数など業界独自のルールや慣習にとまどう場面が多々ありました。壁に突き当たるたびに1から勉強して、失敗も経験として積み重ねながら何とか事業立ち上げにこぎつけることができました。
2016年に事業は順調にスタートを切り、現在半年が過ぎたところです。お客さまが帰国されるとこちらからお礼のメールを出しますが、中にはそれより早く「今回の旅行は大変満足できました」と連絡をいただくこともあります。「単なる送迎や案内係かと思っていたのに、予想以上のサービスをしてもらって驚いた」と褒めていただけたり、別のお客さまを紹介していただけるのは、大いにやりがいを感じる瞬間です。

お客さまが日本で安心して過ごせるように、きめ細かいサービスを心がけています。たとえばホテルのチェックインやチェックアウトのお手伝いも当社のサービスの1つ。
フロントスタッフと片言の英語や日本語でやりとりするのは面倒だし、ただでさえ長旅で疲れているお客さまの大きな負担になります。そこで、ホテルに到着したらお客さまにはソファでくつろいでいただき、その間に当社のスタッフがチェックインを済ませます。こうすることで、お客さまは安心して日本での滞在を楽しむことができるのです。
 安心・安全に加えて、「こんなところまで気づいてくれた」と言われるような、心を尽くしたサービスが当社のモットーなのです。

訪日外国人客は4年連続で過去最高を更新し、2016年には前年比21.7%増の2403万人を記録しました。今後、日本で開催されるスポーツメガイベントに向けて外国人観光客はますます増えることが見込まれます。
ジャパンリムジンサービスは現在シンガポールやタイを中心にした東南アジアからの訪日客を中心にサービスを展開していますが、当社ではほぼすべての言語に対応できる体制を整えています。サービス利用者を増やすだけでなく、いずれはアメリカやヨーロッパなど、レベルの高いサービスを求める層の需要にも応えていく予定です。

採用する時に、いちばん大事にしているのはその人のハートです。ヒト・コミュニケーションズはどの分野・事業においても、お客さまに本当に満足のいくサービスを目指しています。ですから「いい心を持っている人」「お客さまだけでなくスタッフ同士も含め、人に対する思いやりにあふれる人」と一緒に働きたいと考えています。